イギリスのことわざに
「一ヶ月だけ幸せでいたいなら結婚しなさい。
一年だけ幸せでいたいなら家を買いなさい。
一生幸せでいたいなら正直でいなさい」
・・・というのがあるそうです。
当たらずとも遠からずで、なかなか的を射た表現のような気がします。
自分なりに言葉をつくって言い換えてみるのも面白いと思います。
「一ヶ月だけ幸せでいたいなら、〇〇をしよう。
一年だけ幸せでいたいなら、〇〇をしよう。
一生幸せでいたいなら、〇〇をしよう!」
あなたなら、何を入れますか?
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大学生から社会人になるとき、日本では多くの人が「会社に就職する」ことを選び、通称サラリーマンとして働こうとします。
そして、その就職口は卒業間近で決めるのではなく卒業の1年以上も前から決めることが多く、すなわち大学3年生のときに就職先を決めてしまうのが一般的な流れです。
大学3年生の頃に就職活動を行ない、若干20歳そこそこで企業の採用担当者との面接を経験します。
学生がこうした採用面接の場で語るべきことは大きく2つです。
それは
1.これまで何をやってきたかという自己紹介
2.これから何をやりたいのかという志望抱負
です。
その2つを語ることによって「自分がその会社で将来活躍できるであろう人物であること」をいかにして面接官に訴えかけるか・・・が肝となります。
もっと言うと、「自分を採用することはその会社にとって利益になる」と思わせることが必要です。
ところが、面接官もすべての人の将来の可能性を見通せるわけではなく、わずか数十分程度の面接でありとあらゆることを見抜くなんてことはできません。
そこで、世間一般で用いられるようになった手法の一つ/過去の経験則が、「〇〇大学の在学生であればこれくらいの力量は少なからず持っているだろう・・・」という推定未来です。
ところが、いつしかそれが一人歩きして学生の力量を大学の肩書だけで判断してしまう弊害を生み出しました。
東大卒ならハズレはないだろう・・・といった感じの読みです。
優秀な経営者や面接担当者はこれを理解していますが、そうでない人たちはこの重要な点を理解していません。
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面接は一種の「自分という商品の売り込み」です。
「売り込み」である以上、営業力が大切です。
自分の特徴を語る前に、自分を採用すればこんなメリットがある/自分を採用すればこんな悩みや問題が解決できる/ということを語り、その根拠として自分の特徴を持ち出すのがコツです。
そして、実はこれは新卒採用時に限らず、中途採用時においても同様に使えるコツであり重要なポイントです。
大学3年生・・・と言えば、まだ20歳前後ですから営業力なんてまだ弱々しい人がほとんどです。
でも、中途採用で自分の人生を賭けようとしている人なら、それなりの社会人経験があるわけですから「営業力」を身に付けておくことが「勝ち/価値」につながります。
営業力を身に付けていなければいけない!・・・と割り切るくらいの覚悟と行動が大切ですから、やはり、社会人になったら「営業力」を意識しておくことは大事だと思います。