試しに3回やってみる+終わりを決めてやる

仕事で何か新しいことにチャレンジするとき、多くの人は「まず実験的に一回やってみよう」と一回はトライしてみて様子を見ようとします。

 

これはこれで良いことです。

 

良くないのは、何もせずに机上の空論だけで「やらない言い訳」を考えてとにかく「やらないことを正当化する」動きです。

 

そうした発想を捨て、一回だけでも良いのでとにかく「やってみる」という姿勢が大事です。

 

ところが、このときのやり方があまりにいい加減だったり不十分過ぎたりすると、その一回は何もかもが手探り状態のしかも実力が最もない時点でやったことなので大抵は「大した効果がなかった」・・・で終わります。

 

そして「実験的に一回やってみたけどうまくないな」と評価し、結局継続を捨て去ることになります。

 

ここの分岐点が非常に重要なところです。

 

もしかすると、一回ではなくあと数回やってみるとコツがつかめたり、もう少しで流れを作って波に乗ることができる話だったかもしれません。

 

その見極めが重要なところなのですが、多くの場合、何が幸いして何が不幸なことにつながるかは誰にも分からないものです。

 

言えるのは「一回だけよりも3回やったほうがその正確度は上がる」ということです。

 

だから、私は「一回で判断しない/3回で判断する」ということを推奨しています。

 

もちろん3回よりは5回、5回よりは10回・・・という見方もできますし、実際そのとおりなのですが、それを言ったらキリがありません。

 

自分で基準軸を定めることが大事ですが、私の場合は「チャレンジの話/案件は3回以内で判断をする」というマイルールを持っています。

 

まずは「やってみる」と決め、次に「3回はトライしてみる」と決め、そして実際にそのルールを守る・・・。

 

一回だけやって「思っていたのと違うので止めておきます」と放棄しないようにすることが大切です。

本来、企画などを仕上げるコツは「終わりを決めて継続的にやること」ですが、何ぶんうまくいく話かどうか分からないようなこと/自社の命運をかけるほどのことではない場合、そこまで固執する必要はないと思います。

 

かと言って何事も一回だけで判断するのもキケンです。

 

だから、3回はトライしてみて、そのうえで判断する・・・という姿勢を私は取っているのですが、現役時代を振り返って総じて間違いではなかったと思っています。

 

そしてもう一つ大事なことが、必ずしも3回にこだわることなく、どれだけ上がり調子でも「ここまで行ったらいったんはそこをゴールにしよう」という終着点も決めておくことです。

 

続けていくうちに次第に順調になっていくとだんだん目指すところが分からなくなり、次第に力を失っていって寂しく自然消滅してしまうことがあります。

 

だから、何年間で終わろう/何回で終わろう/ここまで実現したら終わりにしよう・・・といった一種のゴールを決めて、自分がどこまで全力で走ればいいかを明確にしておくことも大切です。

 

スタートは3回までの猶予を設け、またゴールを設定してむやみに遠くまで追いかけないけどキチンと継続して行ない続ける・・・という姿勢を守ると、たいていのことは大失敗せずむしろうまくいくことが多いと思います。

 

澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2023年12月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目のお勧め記事!

  1. 2017-11-17

    お金を「稼ぐ力」とお金を「増やす力」を身に付けよう!

    人は大なり小なり、お金に対しての不安を持っているものです。 特に結婚して子どもをもつ家庭の30…
  2. 2021-4-6

    大事なのは「月収」より「資産」のほう

    海外では「永住ビザ取得」のために必要な要件というのが、それぞれの国ごとに定められています。 &…
  3. 2018-9-16

    【人生設計】サラリーマンとして働くうちに次の一手を考える

    今の会社は辞めたいけど辞めても行くところがないし・・・給料(収入)がなくなるのは怖いし・・・今の仕事…
  4. 2022-12-9

    ビジネスは「できないことをできるように」しないと繁栄できません

    人の成長とは「できなかったことができるようになる」ことにその本質があります。 同様に、ビジネス…
  5. 2023-9-9

    「自動的にお金が入ってくる仕組み」を持つ

    ある経営コンサルタントの人がこう言っていました。 「この仕事をしていると実に多種多様なビジネス…
  6. 2020-3-25

    【2020年3月株式暴落状態】株価暴落時の株の買い方

    3月の株式市場では上場している株式がほぼ全面安・暴落状態となり、ほんの1ヶ月前と比べると2割~3割ほ…
  7. 2019-4-10

    インフレと銀行預金の利息の関係とは?

    インフレ率が上がると(インフレになると)、一般的には「金利が上昇する」と言われます。 たとえば…
  8. 2019-5-3

    説教をするお金持ちはニセモノ

    ある程度の人格者であるお金持ちは「自ら進んで他人に説教をする」なんてことは決してしません。 …
  9. 2017-9-1

    特定商取引法に定められた電話勧誘に関する法規制

    毎日、必ずと言っていいほど「迷惑な営業電話」がかかってきます。 自宅の電話にも携帯電話にも・・…
  10. 2019-12-17

    「条件付きの自信」を「条件なしの自信」に変える

    仕事で「ゲン担ぎ」をすることは構わないですが、「条件付きで自信を持つ」ことはあまりしないほうが良いと…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る